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治療・手術のご案内

白内障と緑内障の同時手術

加齢に伴う白内障は、老化現象として80歳以上になれば誰もが発症するとも言われています。また、緑内障も加齢によって発症頻度が高くなります。目が霞んで見える、視力が落ちたなどの症状で眼科検査を行い、白内障と緑内障を同時に併発していることもよくあります。
軽度の緑内障であれば、白内障手術時に房水の排出路を再建するトラベクレクトミーという手術を行い、緑内障と白内障を同時に治療することができます。
本院(小江戸眼科内科)では、患者様の状態や病気の進行度合いに応じて、心身の負担を最小限に軽減できる同時手術を行っております。

緑内障の治療

緑内障の治療

レーザー治療

当院では、緑内障のレーザー治療を行っております。レーザー治療には、レーザー虹彩切開術(LI)・レーザー線維柱帯形成術(SLI)・レーザー隅角形成術(LGP)・マイクロパルス経強膜毛様体光凝固術など、いくつもの種類があります。
緑内障の種類によって、最適なレーザー治療が異なります。点眼薬治療では十分な治療効果を得られなかった場合にレーザー治療を用いられますが、原発・続発閉塞隅角緑内障を発症している場合は、第一選択肢としてレーザー治療を実施します。

低侵襲緑内障手術(MIGS)

低侵襲緑内障手術(MIGS)は、点眼麻酔のみで行います。手術における所要時間は約5~10分程で、患者様の心身の負担を軽減できます。緑内障は、通常点眼薬治療を行っても十分な効果を得られなかった場合にレーザー治療を検討してきました。
今後は、この低侵襲緑内障手術として、幅広く実施されるようになります。

トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)

トラベクレクトミーは、いくつもの緑内障の種類に有効な治療法として用いられています。
隅角に開けた小さい穴から強膜を縫合し、結膜を元の状態に戻す線維柱帯切除術と呼ばれる治療法です。小さい穴から房水が排出されることで、眼圧をコントロールします。房水が十分に排出できない場合は、縫合した糸を切断することで、房水排出量を増やします。
ただし、悪性緑内障、前房消失、濾過胞からの感染が合併症として起こりやすいとされています。

インプラント手術

眼内に医療用インプラントを挿入し、房水の排出路を確保して眼圧を下げます。当院では、エクスプレス・ブリザーフロ・アーメド・バルベルトなど、多種多様なインプラント手術を実施しております。
インプラント手術についての詳細は、当院までお気軽にお問合せください。

その他の治療

網膜光凝固術

光レーザーを照射して凝固させる手術治療です。レーザーのエネルギー量が少なく、痛みや違和感などが最小限で済むため、目に優しい治療とされています。照射の正確性や安全性が非常に重要となりますが、状態に適した調整を行うことで、目への負担を軽減できます。
健康保険適用の治療なので、安心して受けていただけます。糖尿病網膜症や網膜剥離など、適切な治療を行わないと深刻な視力障害や失明に至る可能性がありますが、光凝固術はそうした重篤な疾患の治療にも有効とされています。

対応疾患

など

硝子体手術

硝子体手術は、剥離した網膜を戻す、または増殖組織や血液の除去などを行います。硝子体は、網膜に接しているため硝子体に変性や異常が起こると視機能に直接支障を及ぼしてしまいます。
硝子体の異常は、網膜などに増殖組織が侵入する、出血によって濁る、新生血管によって網膜と硝子体が癒着する、硝子体が収縮するなどによって起こります。
硝子体手術は、病気の進行を防ぐと同時に再発防止にも必要な治療です。麻酔を用いるため手術における痛みはほとんどありません。

対応疾患

など

硝子体注射

当院では、抗VEGF薬を用いた硝子体注射を実施しております。網膜の血流が滞ると、それを補うために新生血管が生成されます。
しかし、非常に脆くて破れやすい新生血管が破れてしまい、網膜に出血やむくみを生じます。この新生血管の生成と増殖を防ぐために有効なのが硝子体注射です。VEGFは、新生血管の生成に大きく関与しているため、抗VEGF薬を硝子体に注射をしてVEGF機能を抑えます。
治療効果を得やすく、内服薬治療や点眼薬治療よりも副作用を抑えることができます。ただし、注射してから数年後経過してから新生血管が再度生成、増殖することがあります。このため、注射後も定期的に眼科での検査は必要となります。

対応疾患

など